2.同じ練習帳を繰り返す意味はあるのですか
2.回答
はじめて学習する内容は、子どもにとっても興味深く楽しく勉強が
進みます。
一度学習した練習帳をもう一度繰り返し学習するときに、「やった
ことがあるから、やりたくない。」と、言われて困ることがあるという
ことを聞きます。中には、一度やったからいいじゃないかという人も
います。
確かに、こどもがほんとに理解して習熟しているのであれば、問題
なく、次のレベルに進んでいっていいのです。
ところが多くの場合、学習した内容の定着が不完全で、そのまま
次の段階に進むと分からなくなってしまいます。自力で解けなく
なってしまうのです。
そして手が止まり、先生の手助けが必要になります。
結果として、学習自体が苦痛になってしまうのです。
これでは、真の学力は身につきません。
不完全なまま学習を進めることの弊害です。
繰り返し学習の目的は、学力として定着させることにあります。
練習帳の場合、1ページあたり5〜7分程度で、間違うことなく
できればその段階は、理解できていて次に進んでも問題ない
と判断します。
そのためにも、同じ練習帳を何回か繰り返して学習することが必要
になるのです。